2010年10月30日に行われたコラボレーションカンファレンス2010 in 福岡に参加してきました。
いやーとても楽しかった!脳が興奮した!
忘れないうちに自分で撮った写真を見ながら感想&レポしてみます。
振り返る前に僕の参加したグループの集大成がこれです!(下写真)
“この結果に到るまでどんなイベントだったのか?”
“来なかった人達は後悔するといいよ” な感じで書いてみます(汗)
13:00~ 基調講演で自分の名前を利き手と利き手じゃない方で書いた
上の写真は利き手(右手)で書いた僕の名前です。
(次に左手で書いた名前は撮り忘れてましたw)
会場には4人1組のテーブルが並び、そのテーブルの上には真っ白で大きな模造紙が既にセットされてました。
座る席は自由で空いてる席に適当に座りました。
(僕はこの時、相方とは敢えて別れてなるべく知らない人達のテーブルを選択しましたよ。)
そして基調講演が始まったわけですが、いきなり「自分の名前を書いてください」とアナウンス。
真っ白の模造紙に最初躊躇するものの、皆さんサラサラと書いたわけです。
次に「それでは利き手でない方で自分の名前を書いてください」のアナウンス。
いきなりなんか面白いw
すぐ下に、自分で書いた名前を見ながら左手で書くわけですが、これがなんとももどかしいw
たった今、右手で書いた感覚(筆圧・リズム等)が残ってる分、余計に感じるもどかしさ。
こんなもどかしい思いはいつ振りでしょうか、小さい頃の「できそうなのにできない」な感覚。
始めての自転車、始めてのラケットの素振り、ぐらいのもどかしさでした。
基調講演の方曰く、
「利き手で書いた感覚は、自分の得意な事をやっている感覚、
逆に利き手じゃない方で書いた感覚は、自分の不得意なことをやっている感覚に近いと言われてます。」
なーるほど、すごく納得。
「自分ができることを何故、相手ができないのか?」の感覚がわからない人に説明するときに凄く使えそう。
これがきっかけで同じテーブルの人達とすぐ打ち解けました。
だって名前がわかるのですもんね。
こういう仕掛けっていいですね。
次からは2部屋に別れてのセッションで、好きなセッションを選び各自移動する流れ。
14:15〜 ROOM1 どのようにしてコラボレーティブな場が生まれたのか?〜AIP cafe の場合〜
以下の3人による、AIP cafeで起きたコラボレーションの紹介等。
- 村上 純志(AIP 高度IT人材アカデミー) @murajunn
- 迫田 孝太(PocketBox LLP.) @cohtan
- 細川 文太(有限会社デザイン見聞録) @buntakenbunrock
IT系な人から見たら異業種の建築内装業の@buntakenbunrockさんがいることに注目。
実際に福岡のaipcafeで起きた”コラボレーションで形づくられたモノ”を紹介してました。
(詳細知りたい人は水曜どうしように来ればいいよ、ust [http://www.ustream.tv/channel/sdaip]を見ればいいよ。)
ここで面白かったのは、3人それぞれが“自分の事”、”AIP(福岡のコミュニティ)との関わり”、”社会の出来事”について10年間を振り返ってた事。
事前にその振り返りを行っており(手法名忘れた汗)、後半はそのまとめスライドを見ながら3人に司会の@hsmtがインタビューしていく流れ。
(事前の準備風景→AIP cafe のセッションの準備中 — コラボレーションカンファレンス2010 in 福岡)
自分も、「あーあの頃、そういえばそうだったなー」と重なる所もあったり、
福岡のコミュニティの変遷も垣間見えて、ちょっと感慨深かったです。
15:05〜 ROOM2
したたかなコラボレーションが行政を変え、社会を変える
〜NPO支援NPOの行政変革ステップとコラボレーションの秘密〜
- 古賀 桃子(ふくおかNPOセンター) @fnpoc
古賀桃子さんとはCGFMで一緒にお仕事させてもらったこともありました。
その時も某自治体との間に入っていただき、いろいろ調整していただいだのですが、その人柄も仕事ぶりが素晴らしかったのですよ。
今回、改めて仕事の姿勢や取り組み方、またそのルーツを知ることができました。
あといつも忙しい理由もなんとなくわかりましたw
余談)
Twitterのタイムラインにけしからん発言が流れてましたが、本人喜んでるようなので良しとしますw
15:55〜 ROOM1 レゴでコラボレーション!!
正式タイトルは「参加者一人一人の「コラボレーション」をカタチにしてみよう」です。
- 蓮沼 孝
(株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ)
先に感想書いておくよ、
「このレゴだけのワークショップがあるなら、多少参加費高くても参加する!(宣言)」
それぐらい面白かったのですよ!!
残念ながら40分という時間枠の中では駆け足で、かなり省略した内容になってしまったそうですが、それでも全然興奮した!
正式には「レゴ・シリアスプレイ」といい、2−3日使って企業向けに行なったりするそうです。
そして蓮沼さんは国内で数少ないレゴ・シリアスプレイ認定ファシリテーターでした。
まず、個人全員に同じパーツのレゴのセットが渡されました。
(人形を分解して47個だったかな?)
一番最初にアイスブレイクとしてのお題が。
『一番黒くて広いパーツ(上写真の右下辺り)を土台として、
制限時間4分以内に全パーツを使って高く積み上げタワーを作る』
頑張って積み上げました。
プロペラパーツがあったので、人形を回してみました。
制限時間中の蓮沼さんの言葉で印象に残ったのが
「手の感覚を信じてください。」
大人になると変に頭で考えてしまって時間がかかってしまうそうです。
テーブル内も、全会場でもまったく同じタワーが無いのも面白い。
できた!
と喜んでる間もなくバラバラに壊して、次のお題。
『10個だけ好きなパーツを選びなさい(人形以外)』
ん?なにやるの??
とわからないままパーツを選ぶと、とんでもない指令が。
『その10個のパーツで進化した動物(生物)を作ってください』
パーツ選んだ後ってのがミソですね、、、
脳ミソ、フル活用でいろいろ考えます。
これも制限時間短かくて焦りました。
それでできたのが下の変な生き物w
「ヨコメリン」と命名。
そして矢継ぎ早に次のお題が出たのですが、、、次回参加される方へのネタバレになりそうなので敢えて伏せときます。
で、お題はまだまだ続き、最終的にはグループ(4人)でコラボするお題に。
そして僕のグループの最終形態がこれです!
え?と思った人は今度僕に会った時にでも聞いてください。
ちなみに、左上の足が @nobynobyさん、右下の顔パーツが僕です。
いやー、レゴ・シリアスプレイ、またやってみたい!
この時点で手も口も動いており、脳ミソが「早く俺にもコラボさせろ!」と化学反応を求めてる状態になってることを実感。
軽食とりながら休憩
メインのROOM2に戻ると、軽食としておにぎり、むっちゃん万十、ドーナツが出てたよ!
飲み物も、その場で準備されたコーヒー、紅茶、お茶が!
ハーブコーヒー飲んだけど、とても香りが良くてリラックスできた〜
(出してくれたのは @sweetnoriさんと後で判明)
あ、会場にアロマが出てたんですよ!
これがまた良かった!言葉が足りないのだけど、良かった!
会議室にアロマは有りだと思った。
17:05〜 ワールドカフェ 〜コラボレーションのあるチームはどうやって作れるだろう?〜
4人1組になって模造紙がセットされたテーブルに。
ここではなるべく知らない人達と組むようにアナウンスされたので、あまり知らない人達のいるテーブルに移動。
知らない人達でも、もう会場も人も暖まってるので今なら人見知りの僕でも全然お構いなしに話せますよ状態でした。
このワールドカフェは初体験。
一番面白かったのは、途中で他のテーブルに移動する時間があること。
- テーブルの4人の内、1人はホスト役としてテーブルに残る
- 他の3人はそれぞれ別のテーブルに移動し、そのテーブルのホストから説明を受け、そこでディスカッションしてくる
(この時、全てのテーブルの人間がシャッフルされた状態) - 再び外に出た3人がテーブルに戻り、ホストに報告する
- それぞれ持ち寄った情報、ホストがディスカッションした情報を合わせる
いやー、思想の遺伝子が運ばれてくるというか、化学反応が起きたというか、いろんな意見がどんどん飛び交いました。
いろいろ出た結果、僕らのグループの一個のまとめが下の図。
『協働、協力、協有、協感』
元々、コラボレーションは”協働”と訳されます。
共有・共感というキーワードが会話中ずっと出てたので、すっとまとまった感じでした。
追記2010/11/01
発音が一緒だからってのもありますが、僕が漢字間違いした事がきっかけ?で、
同グループでギタリストの@kuneenさんが閃いてささっと縦横で書き出されて発展した流れw
後で振り返ってみたら、僕の漢字間違いを誰も否定的に言わなかった雰囲気が素晴らしかったなと思いました。←これ重要
19:05〜 ワールドバーでわいわいがやがや
ワールドカフェが終わり、これで自由解散。
ここからは残った人でわいわいがやがやする時間に。
出てきたアルコール(缶ビールやら缶酎ハイ等)を飲みながら、
さっきまでのコラボレーションできるチーム作りの話題だったり、名刺交換したりの交流の場に。
僕らのグループは残ってずっと話してたので、次第に人が集まってヒートアップした感もありましたが、それもまた楽しかったです。
終わって他のグループのテーブルを回って説明を聞けたおかげでいろんな気づきをもらえました。
いやー、たくさんの人の意見が集まり反応すると、こんなにも素敵なアイディアや考え方が出るものなんですね。
コラボするまでに3コマのセッションでコラボ脳にスイッチ入れさせた運営側の手腕に心から拍手!!
参加せてもらってありがとうございました!
おまけ:お絵かきコラボ
使われなかったテーブルに、真っ白な模造紙が。
そこにマジックがあって酔っ払いがいるとこうなりますよねw
ということでお絵かきコラボ?が始まりました。
言っておきますが、最初に始めた人は@kisで、フォローワー(二番目)は@mutsukingです。
絵と言えば、@nobynoby がさらっと自分のメモなノートをUPしてたのが素敵だった。
(デザイナー志望者必見)
自分の心のメモ
主にイベントの公式ハッシュタグ(#collabocon2010)で他の参加者のつぶやきや講演者の言葉で心に残った言葉とか雑多に。
- 「急いで行きたいなら、一人で行け。遠くまで行きたいなら、一緒に行け」 →Twiiter
- 「台湾人は世界最高のコラボの達人である。」
- 「言葉で語っても伝わることはわずか。思いで人を集める。」
- 「現時点での結論は人を思いやる「愛」 まだモヤモヤしてるけど。」by @cohtan
- 何で「愛」って言葉を出せなかったのか不思議だった、日頃あれだけ自分で言ってるのに。悔しい。
- @ryuringも「愛」って出してた、さすが。
- 「良いコラボレーションのためには参加しやすい場作りも必要だということ。自分の物差しを強制しない。相手との違いを理解する。相手を思いやる等など。良いディスカッションができました。」by @mutsuking
- 佐賀県庁から5人来てた(福岡県庁は当然0人)
- 名刺忘れて手描き名札だったけど、返ってそれが好印象だった模様。
- 受付で名札書いて30秒でどこかに落とした名札を当日カメラマンで忙しい中、届けてくれた@nishiakiの優しさに惚れた。
他の参加された方々のエントリー
ちょこちょこ追加させてもらってます。
- NPO庵ノ噺:コラボレーションカンファレンス2010 in 福岡」へ – livedoor Blog(ブログ) ※スピーカーさん・最速レポ
- コラボレーションカンファレンス2010in福岡に参加して(速記報告)|YLog ※運営・スピーカーさん
- コラボレーションカンファレンス2010イベント当日|Ant on Leafのブログ
- 「コラボレーションカンファレンス 2010 in 福岡」でコラボレーションをしました #collabocon2010 : 橋本正徳の「コラボレーション」をしていく感じ ※首謀者
- コラボレーションカンファレンス2010 – ありギリス じむ局長日記
- レゴシリアスプレイでコミュニケーション|遠くをはかり近くもはかる ITベンチャー社長が日々思うこと
- Nishiaki’s Log: コラボレーションとかコミュニケーションって気持ちいいものなのかも
- いつか辿りつこう(* ^ー゚) java seasar2 struts EL mysql many tips » コラボレーションカンファレンスに行ってきた
- collabocon2010fukuoka – a set on Flickr
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] This post was mentioned on Twitter by Toru Kaneuchi, Toru Kaneuchi. Toru Kaneuchi said: コラボレーションカンファレンスin福岡に参加してきたよ « 我流天性 がらくた屋 http://bit.ly/dvE326 […]
金内さん、こんにちは。
ブログを拝見。小生の担当箇所についての記述、ありがとうございます。
臨場感が伝わってきますね。
また、全部を言い切らずに余韻を残されているのがニクイ(笑)
今度は7時間バージョンを福岡でやってみたい
と思います。
今後ともよろし。
>はっさん
まさかのコメントありがとうございます!
とても嬉しいです。
7時間バージョン、検討してくだってこちらもありがとうございます、
楽しみにしてます〜!