先日、福岡UX勉強会(仮)改め「UX Fukuoka」のUXのワークショップに参加してきました。
イベント詳細は福岡UX勉強会(仮)vol.5 オブザベーション ワークショップ on Zusaarを御覧ください。
参加した率直な感想としては、大変面白かったです!
内容も濃くて、講師:浅野 智先生(ブログ:情報デザイン研究室、Twitter: @314satoshi)の実践的な講義や経験されたお話、そしてワークショップの体験は僕にとって何か大きなターニングポイントになった気がしました。
そして次もあるならまた参加したいです!
有料イベントでもありましたので、ワークショップの詳細はここでは書きません、
ざっくりしたところで。
浅野先生の講座
前半は1時間ほど浅野先生の講義を聞きました。
大まかなUXの概論やこれまでの流れや考え方などなど。
知らない言葉も沢山出て、自分もまだまだ勉強不足と感じました。
あっという間のワークショップ
確かワークショップは3時間近くあったと思うんですが、あっという間の時間でした。
5-6人のグループで5班に分かれてのワークショップ開始です。
内容は「ゼリー」
ゼリーを食べるユーザーをよく観察して、事象を拾い上げ、行動分析を行い、そこから問題点を考えるものでした。
僕達のグループは、結果散々なもので良いデザインなどは全く提案できてませんでしたが、とても良い経験ができました。
悔しい思いも含めて、とても楽しかったです。
何より、今後の自分にはまだまだ勉強できることがある、
まだ伸ばせる「伸びしろ」「ジャンル」がある!
と気づけたことに強く喜びを感じました。
プレゼン風景
学生さんも数人参加されてました。
模造紙上の三色の折れ線は被験者?三人の心理曲線でポジティブ・ネガティブの度合いを表してます。
一班だけ、ゼリーの種類が違ってコヒーゼリーでした。(ゼリーが足りなかった)
全く違う結果とアイディア、分析が参考になって、これはこれで面白かったです。
高いレベルでワークショップを取り組めていたグループ。
(全員顔見知りで役割分担できてたのがずるいw)
クリスマス商戦に合わせた提案ができていた唯一のグループでもありました。
今回、運営側だったスタッフの内のお二人。
参加したくてたまらなかった模様。
つれづれ思ったこと・感じたこと・残ってることのメモ
- 行動分析するときは、病院の検査官のようにただただデータを集めることに集中すること。
例えば病院の検査の段階で決して治療方法や病気の推測など行わいし、データが集まった段階で医者が総合的に判断するから。 - 思いつきや閃きでアイディアを出さない。
- 一人がアイディアを出してデザインする時代は終わった。
複数人でいかにアイディアを出し合えるかの手法が大事- 大手企業はすでに始めてる
- ユーザーは無意識に行動を決めている。常に意識して選択して行動できてるわけじゃない。
- 何度も回数を重ねて調査する
- 何度も通うのが大事
- 事例)ヒット商品「俊足」の開発者はずっと小学校のグランドで観察していた
- 100人のユーザーを全て調査するよりも、ヘビーユーザー?数人を徹底的に調査する方が有効
- ペルソナはあくまで参考程度に?
- 「どんな機能をつけるか?」よりも「どんな利用シーンで使って欲しいか?」
- ユーザーは、最初不満でも3回やって対応できる・学習できる事柄であれば、それは問題点と認識しない。
- 心理曲線がポジティブであれば、問題点があっても使ってくれる
- UXの手法・プロセスを勉強する際、いきなりwebサイトやアプリでやろうとせず、一般的なもの(ゼリーとか改札口とか)でやってみて全体を体感しておいた方がオススメ
- 付箋紙は偉大な発明で重要なツール
- 弊社メンバーはいつもカバンに入れてます!w
- KJ法などの付箋紙には、一言だけ書かずに、その一枚で意味がわかるように書いておくこと
- 考えることを止めない・あきらめない
- こんな人はワークショップに参加しない方がいい(参加してほしくない)
※自戒含む- ネガティブな意見しか言えない
- 批判が先にくる
- 自分の体験でしか話せない
- 自分の意見が一番正しいと考えている
- 手を動かさない(意見を紙に残さない)
- 声を張り上げる(声が大きい人がどうしても意見が通りやすい)
- 席に座ったまま(思考停止状態)
- 一緒にアイディアを作り出す気持ちが全くない
- なぜか自分の役職や企業規模を持ちだしてくる(ワークショップに関係ない流れで)
懇親会・二次会
年末ということもあって、お店は少人数の場所しか取れなかったそうです。
ワークショップ頑張った同じグループの人達とせっかく知り合ったのだから飲んでみたかったな〜。
懇親会中、浅野先生がきさくにいろんな事をお話してくれて、とても贅沢な時間でした。
個人的に、デジカメ・撮影方法の話題がツボでしたw
懇親会二次会は福岡のコミュニティ連中が愛してやまないディープなお店、モグ俺へ。
日本中で講演されてる浅野先生も、店内の雰囲気や焼酎の品ぞろえにご満足いただいた模様。(さすがフミナビ!)
最後に。
福岡UX勉強会(仮)スタッフの皆さん、浅野先生、ワークショップに参加された皆さん、長丁場お疲れ様でした!
また次回開催される時はどうぞよろしくお願いします!
浅野先生のワークショップだったら、
参加費はもっと出してもいいから、また福岡に来て欲しいです!
(正直、参加費以上の価値があったと思うし、次はもっと人が集まるだろうから、参加費はもっと高くしてもいいと思う。
1万円ぐらいなら出す価値あると思います。)
関連リンク
- 福岡UX勉強会(仮)vol.5の実況レポまとめ – Togetter http://togetter.com/li/427096
- UX福岡に行ってきた | 情報デザイン研究室 http://asanoken.jugem.jp/?eid=2499 (浅野先生のブログ)
- Blog | sevenstyleweb.com | 目からウロコどころではなかった。~福岡UX勉強会(仮)に行ってきた! http://sevenstyleweb.com/blog/?p=463
- 福岡UX勉強会(仮)vol.5 オブザベーション ワークショップ – SIIIS note http://siiisnote.tumblr.com/post/38642216301
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