「世界がわかる宗教社会学入門」を読んで思ったことなど

世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)を読んで
本のまとめと、私の感想を織り交ぜながら連々と書いてみた。

宗教は会社でいうところの経営理念みたいなものかな
一貫したストーリーをベースに「だから人間はかく生きるべき」を
なるべく多くの人に分かりやすくストーリー仕立てで浸透させている。

国柄や風土、時代により、人の手で何度も改良が加えられている
全体を通しての辻褄があう必要があったので、
矛盾点を埋めるために苦しい解釈も含まれる。
その土地どちで受け入れられやすいように、内容も変化(劣化も含む)


他の宗教と同じく、仏教も変化を遂げている
インドから中国に普及する過程で
当時の中国本来が持つ考え方と相反する部分があった。

例えば、中国では親や王に仕えることが大事なのに
仏教では、そういう繋がりすら捨てて修行する出家する必要がある。
また、僧侶の「托鉢」行為は、中国では差別の対象なのでNG。

仏教導入の苦肉の策として
信仰と行動は、本来結びつかなければ機能しないものを
色々ゴニョゴニョやって信仰と政治を分離させて対処。

日本の仏教は、各層によって受け入れ方も異なる。

  • 平安時代の貴族→真言宗
  • 平安〜鎌倉時代の武士→禅宗
  • 鎌倉時代の農民→浄土宗

平安時代に神秘的な要素やエンターテイメント要素を含む、
密教流れの真言宗が貴族に好まれ受け入れられた。
(私は、このことが現在の日本人の占いや、神秘的なものを受け入れるルーツとなっているのではないか?と思う。)

武士に受け入れられたのは、仕事に励むことも信仰に繋がると説く禅宗。

鎌倉時代以降の農民のように、字が読めなくても唱えられ、
内容も分かりやすくハードルを下げた浄土宗と
その流れを組み、さらに日々をリアルに生きる人でも
信仰を続けられるよう改良された浄土真宗へと続く。

この本は、300ページ程度でコンパクトにまとめられているため
端折られている部分も多く、理解が難しい部分もあるけれど
宗教の全体図と流れを短時間で理解するのに良い本だと思う。

宗教は堅固な信念を作るのに有効な手段
会社の隅々に経営理念を浸透させるためのヒントになるかも?

創始者が本当に伝えたかったことは、神のみぞしる
受け入れる過程で変更が加えられている。
オリジナルの複製段階で劣化が生じている。

他力本願とは
私は、他力本願は「神の力に頼って自分は何も努力しない」ことを意味し
どちらかと言えば、非難する言葉だと思い込んでたけど、かなり間違ってた。

一生懸命信仰しようが、するまいが、自分達は天国にいけるかは知る由もない。
神がいつどこで見ていて判断するかわからないから、きちんと日々を生きよう。
という考え方なのだそう。

本を読んで知識を得る、という行為は
間違った解釈を修正する意味でも大切だな〜と思った。

そんなこと書いてる、私のイチオシは「聖☆おにいさん」


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