2023年9月8日に札幌で開催された
JaSST’23 Hokkaidoに登壇しました。
そのサービス、ユーザーを見て作ってる? JaSST’23 Hokkaido講演資料
登壇のきっかけ
2019年9月28日に札幌で開催された SaCSS vol.106 で私が登壇していたところを
視聴されていた JaSST北海道 実行委員の なかくきさんから
今年の3月にお声がけいただきました。
(関連記事:SaCSS vol.106 登壇レポート「お任せではなく 一緒に作るUIデザイン」)
事例発表の内容
SaCSS vol.106でのスライド内容より
もう少し具体的にワークショップの進め方を説明したり
ワークショップを体験したお客様の声を盛り込んだり
私のトーク後に行うワークショップのための、
心準備するための内容にしました。
要約すると
「プロジェクト初期の打ち合わせが肝心なので、
その時間を有意義にするために、
私たちはワークショップ的な打ち合わせをしている」
発表を終えて
イケてるUIデザインにするためのノウハウを期待されてた方がいたら
ガッカリされたかもしれないけれど
そもそもの課題設定が間違えてたり、動線設計がダメダメだったら
どんな見た目のデザインにしても色々手遅れだ、と
私は考えているので
このスライドはこれでいいのだ、と思っています。
「クライアントからのちゃぶ台返しは辛い」発言に
何人かの方が激しく頷かれていました。
そんな同志の方々が
「もう、そんな辛い思いはこりごりだ。
そんな状況を回避するために、自分たちができることは…?」
を考えるヒントになれたら幸いです。
ワークショップ体験
私の事例紹介後、金内透がワークショップを実施しました。
持ち時間2時間でしたが、休憩やワークショップする上での心構えの説明、アイスブレイクを引いて
正味1時間ほどで
- アイスブレイクで「即興演劇」のための心と体の準備
- 簡易ペルソナを元にユーザーになりきって演じる
- 観察者はひたすら付箋にメモ
- メモを元に、チームで手分けしてアクティビティシナリオと簡易プロトタイプ作成
- 簡易プロトタイプを手元に簡易ユーザーテスト
を参加者の皆さんに、やりきってもらいました。
特にQA、テストエンジニアさんにとって
簡易ワイヤーフレームのコンテンツを考えるのは
普段の業務で携わらないのもあって大変だったかと思います。
それでも、自分たちが作った簡易プロトタイプに対し
「これ、ペルソナの課題を解決してないじゃん!」
という気づきを得るチームも出てきたり、と濃い体験をされていました。
JaSST北海道のスタッフの皆さん、私たちのセッションに参加された皆さん
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。