Web制作者にとって夢のような支援ツールができるかもしれない

たまたま知ったんですが、Web制作者にとって便利な支援ツールが国内で開発されようとしてるんですね。

1.1.1 デスクトップ分野を取り巻く状況
本調査では、ブラウザ間の互換性が高い Web コンテンツを Web 制作者が制作しやすくなるよう
に支援するツールの仕様を調査した。(中略)

Webコンテンツの互換性が原因となってデスクトップ分野の競争、ひいてはイノベーションが阻害されていることが判明している。そこで、Webコンテンツの互換性問題を解消し、IEやOSSのブラウザも含めた多くのブラウザから利用可能なWebコンテンツを普及させることを目的として本調査を行った。
(引用元:PDF「2007 年度オープンソースソフトウェア活用 基盤整備事業 互換性の高い Web コンテンツ作成を支援するツールの仕様検討 調査報告書」より)

詳細は上記リンクの調査報告書のPDFをご覧ください。

2008年2月に株式会社三菱総合研究所さんが調べた調査報告で全403Pにも渡るボリュームですが、
拾い読みするだけでも、なかなか興味深い内容が書いてあります。

  • 対象とするブラウザの選定
    • 対応するHTMLのバージョン(HTML4.01, XHTML1.1まで)
    • 対応するCSSのバージョン(2.1まで)
    • 対応するJavaScriptのバージョン(1.5まで)
  • 既存ツール、サービスの機能比較と調査
    • HTML/CSSバリデータの現状
    • JavaScriptバリデータの現状
    • アクセシビリティのチェッカー
    • 支援ツールの動作環境
  • ニーズ(現場の声)
  • チェック方法の考え方

僕もまだ全部に目を通していませんが、面白かったところとかはこんな所。
(以降、引用元は全て調査報告書PDFからです。)

  • 目標とする方向としてDreamweaverの互換性チェック機能とGUI、Firebugの操作性を挙げてるのが共感得ました。
  • 「5.2.1 ニーズ(P120)」で個人から大手Web制作会社、ブラウザベンダーまで聞いてるし、載っている意見も面白い
    • 引用「草の根では2ちゃんねるにスレッドがあったり、そのまとめサイトがあったりするのでニー
      ズがあるのは間違いない。(大規模Web制作企業)」
    • 引用「最近はいろいろなブラウザを選べる。以前は各サイトに「Netscape対応」「IE対応」な
      どと書いてあったが、最近は銀行以外はあまり見かけない。(中略)ブラウザベンダとしてもこのような動きには賛成であ
      る。(ブラウザベンダB)」
  • 「表 6.10 新たに発見された非互換要因の概要 (P141)」のチェック項目は参考になるかも。

僕個人としても、ブラウザ互換のチェックツールで日本語対応してるツールは少ない(というかDreamweaver以外無い)ので、
この支援ツールが出来上がるのをとても楽しみに待ってます。
操作画面の案を見てる限り、Firebugみたいな感じになりそうですね。

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