「徒然日記」カテゴリーアーカイブ

UI設計と生活空間の動線設計の共通点

導線が複雑なUIとシンプルなUIのイメージ

デジタルの世界であっても
日常の生活空間のように「自然な流れ」に即したUI設計が大事。

どこに何を置くか決めずに部屋が散らかった状態では
タスクを完了するまでに
何度も行ったり来たりしなければならない。
あるいは細かく分類しすぎたり、見せない収納にしたことで
開けてみないと何が入っているか分からなくなって
目的のものを探すのに、時間がかかっていないだろうか。

良い導線は、ある目的のために動く「ついで」に
必要なものも拾い集められるよう設計されている。

例えば、我が家で長年愛用している体重計の場合
乗っただけで家族の誰かを特定し
自動的に体重・BMIの数値をアップして
勝手に記録がたまっていく。
体重計に乗った後
わざわざスマホを起動しアプリを起動し数値を入力する、
なんて手間は必要ない。

目的を達成するための過程が
利用者の負担にならないような
気づいたら利用目的を達成できているような
UI設計ができるようになりたい。

miroで図解|CGFMの壁打ち

「CGFMがUIデザインに注力していて
Webデザイン制作の方は あまり手がけていない」という状況が
どうやら周囲の同業者仲間に伝わってない、と聞きまして。
それは、本当によろしくない。
(自分たちの努力不足、という意味で)

ということで
「今、CGFMが何をしているか」について
今後なるべくブログに書いていこうと思います。

CGFMでは「UIデザイン制作」単体のお仕事もうけておりますが
「UIデザイン制作」もひっくるめた「デザインアドバイザー」をしています。

なにせ「アドバイザー」なものだから
固定化された業務ではなく
必要に応じて色んなことをしています。

・コンセプト決めのワークショップ
・コンセプトの図解化
・広報資料の制作アドバイス
・Webサイト制作補助(主にSTUDIOを使用)
・登壇用スライド制作補助
・ラフなワイヤーフレーム作成
・画面デザイン作成(Figma)
・ユーザー目線でUIを考えるワークショップ
など

あと、名もなき仕事、ではないのですが
クライアントの相談を聞きながらmiroなどで図解化してまとめる
「壁打ち」は割とクライアント様からの評価が高い気がします。

CGFMの壁打ちの解説図。考えがまとまらないとお悩みのクライアントの話をCGFMが聞きながら図解化していくうちに、気づいたらクライアントの頭の中が整理されます。

サービスを開発中、もしくはこれから開発しようとしている中で
「モヤモヤしてるのを何とか見える形にしてスッキリさせたい」
という方にお勧めです。

CGFMを設立して10年過ぎました

合同会社CGFM 設立から10年、気づけばあっという間でした。
これまで勤めた会社の中で一番長いです。(とは言ってもフリーランスっぽい働き方だけど)

自分たちで会社をつくることのいいところは
自分たちが無理せず、ストレスを溜めないようにしつつ良い成果をあげる方法を模索できることでしょうか。

そんな感じで、これからも淡々とやっていきます。

耳を傾ける姿勢

患者が症状を言うがままに大量の薬を処方するのと、
きちんと耳を傾けて問診・触診して症状の根源に近いものにあたりをつけて
必要なだけの薬を処方することの違いは大きい。

医療も、自分たちが関わる制作のお仕事も、
言葉の奥にある問題の根本を探る姿勢があるかどうかが大事だし
そういう点でコトに対処する姿勢には通づるところがある、と
母との雑談をしながら、ふと考えた。

「対話のない社会」を読んで

最近読んでいる「対話のない社会」で
日本では、衝突を避けるための沈黙か
自分の権利を押し通すだけの一方通行な主張はあっても
「対話」があまり存在しない、と書かれていて
そうだなと思うと同時に
「対話」ができるよう自分も心がける必要があるし
「対話」ができる環境をいかに作るかを考える必要があると感じた。

対話の話から少しそれて、これからのデザインについて思いを馳せた。

これから日本でも広まってくるであろうCo-Design(参加型デザイン)では、
対話ができる場を作るファシリテーターとしても振る舞えるデザイナーが求められると思う。

クライアント、利用者、ステークホルダーを一同とした場をつくり
それぞれの奥底で考えていることを引き出し
それらを図・イラストなどで状況を視覚化し統合していく力。

自分にとって今はその試行錯誤の時期で
色々なところに出没してるんだと思う。